二次元配列

Q.二次元配列とはなんですか?

A.多次元配列の一つです。表形式のデータを扱う際に便利な配列です。

このような表があった場合、配列で表すと、

int [] A = { 53,78,56 };
int [] B = { 56,23,87 };
int [] C = { 87,45,76 };
int [] D = { 13,65,45 };

というように表せます。
しかし、人数が100人など多かった場合人数分配列を用意するのは大変です。

そこで便利なのが二次元配列です。一つの配列で上記の表を扱うことができます。

宣言方法は以下の通りです。

int [,] person = new int [,]
{
{ 53,78,56 }, // Aさん
{ 56,23,87 }, // Bさん
{ 87,45,76 }, // Cさん
{ 13,65,45 } // Dさん
};

[]の中と、{}内の要素間にカンマを入れるのを忘れないようにしましょう。
データを取り出す際は2つの数値を使用します。
例えばAさんの数学のデータを使いたいときは、

person[ 0,2 ]

と表記します。
0は表の行を表し、2は表の列を表しています。
この二つの数値を組み合わせることで表形式のデータを簡単に扱うことができます。

表のインデックスを表すと以下のようになります。

for文などで二次元配列の要素数分繰り返したいときはどうしたらよいでしょうか。

「GetLength()」を使いましょう。
配列名.GetLength()の、()の中に行と列、どちらの要素数を取得するかを指定できます。
(0)ならば行、(1)ならば列となります。

使う際はどちらが必要なのかを考えてGetLength()を使ってみましょう。